忍者ブログ

つむじが七つ、風のなか

普通の日記に混じり、同人的要素が含まれたものもごさいます。//二次元創作小説もございます。// 以上のことから、苦手な方、閲覧後にご自分で責任をとることが出来ない方はご退場くださいませ。// 完全に、つむじ奈々個人の趣味で作っているアレコレです。//版権元および原作者様とは一切関係ありません。// そのことをご理解の上、お楽しみください。
MENU

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

あ、あなたはっ

さてさて、だんだんと春めいてまいりまして(といってもつむじの地方は雨ばかり)

なんといっても明日、三月六日は啓蟄! 虫さんたちもうごめきだします。

そんな気候がいい時期だからなのか、うちでも結婚式が増えてくるのが春なのです。

明日は結婚式が四組もあります。

「ちょっと、つむじさん。榊とってきてちょーだい」

身内とはいえ宮司命令。逆らえません。

つむじは結婚式に使用する、『玉串』のもとになる榊を所有の山へ採りにいくことにしました。

べつに、行きたくはありませんでしたよ。だって、山ですし。熊とか出たら怖いですし。

でもそれはそれ。行かねばっ。

保険委員会の気分で、高枝バサミと籠を背負い、軍手をはめて、いざっ!

うっそうと暗い、いつもの場所でハサミを動かしていると、なにやら背後で物音が。

ガサッ、ガサッ……

く、く、く、熊ですかっ? 熊だったら熊だったら、いやーーーっ!

なみだ目で必死に熊よけ鈴を振り回していると、聞きなれた声が、

「何してるの。遅いから様子見に来たよ。このあとご祈祷の予約入ってるし、早くしてっ」

仁王立ちでつむじの背後にいたのは、禰宜さんでした。しかも怒りぎみ。

だれもかれも、人使いが荒いのね、とほほ。

でも熊じゃなくてよかった。

拍手

PR

Trackback

この記事にトラックバックする

× CLOSE

カレンダー

02 2025/03 04
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

プロフィール

HN:
つむじ奈々
性別:
女性
趣味:
お菓子の箱あつめ

フリーエリア

ブログ内検索

メールフォーム

アクセス解析

× CLOSE

Copyright © つむじが七つ、風のなか : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]