とりあえず、捲ったところの甚兵衛さんが派手派手でびっくりしました。
でもドクロの采配? は素敵だなと。
庄ちゃんの冷静且つ、機敏さもさることながら、プ、プロ忍!
たくさんご尊顔を拝ませて頂きました。はう。溶ける!
なんか、もう。
149ページの2コマ目の陣左とかさ。そのテレって感じは何さ。
尊くんにはお兄さんぶっといてさ。
もう、反則だよ。至近距離で観察しときたい。にやにやが止まりません。
ちょっとした些細なことで均衡が崩れて、いくさになる。
いかに危うい時代だったか、ということが分かって一人うんうん唸ってました。
いくさにはお金も随分とかかるようですし。
誰もが安心できる世界がいいに決まってるわけですけど。
でも、そうなると忍者のお仕事もなくなってしまうわけで。
人は際限なく傷つけ合うし、たぶん、別れも容赦なく溢れてる。
そんな荒涼とした時代でも、商売人も金貸しも、もちろん忍者も。
みんなたくましく生きているんだな、と。
そのたくましく生きるために、秘密も必要だし、お人好しなくらいのやさしさも必要だし、
逃げることも必要だし、ふざけて笑ったりすることも必要。
時には、金や権力や嘘も必要っていうのが、どうやら人間のさがみたいですけれど。
この巻では、様々な謀略が飛び交う中を、乱太郎たちが大活躍してくれました。
まあ、そこはギャグですから、しんみりとはなりませんが。
厳しい現実がたくさんあったような気がします。見たくもない、なんだか薄汚れた大人の世界。
けれど、これから自分たちが忍者として踏み出していく世界。
いつか彼らも、例えば鍬や鋤や、ほんのちょっとだけの火薬が重たく感じるときが来るのかな。
とりあえず、37巻と42巻を復習しておきます。
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